ただ、社会学者の内部であんまりコンセンサスがないように思われ、別の先生には「基本的に固定効果モデルを使えばよい」と教えられた。実際に検定等に言及をしないで突然特定のモデルを使っている事例を目にすることもあるので卒論・修論のレベルではそれでもゆるされるのかもしれない(おそらくきちんとした手順を紹介されている経済学系の先生からは怒られると思う)。
個人的には、完璧なモデルなどあり得ないので、すべてのモデルを併記して、検定で採択された特定モデルをベースにしながら、棄却された諸モデルとの違いも説明して結果を解釈していくようにする(上記の中澤論文の方法)のが望ましいという結論に至った。今後はスペースがゆるせばそうしたい。
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