2021年2月9日火曜日

博論計画書

また2ヶ月ほど更新していなかった。簡単に近況報告をしておく。

今学期も引き続き全学生・院生・教職員に対しての週2回のコロナの検査が続いている。学長からのメールによると教員の10%以上が既にワクチンを摂取済みらしいが、比較的若いPhD院生がワクチンを摂取できるようになるのはどんなに早くても4月末らしい。ただ、今週からジムやプールなども予約制で再開されている。

最近はひたすら4月上旬にディフェンス予定の博論計画書(Dissertation Proposal)を書いていて、精神的にとてもしんどい。博論計画書ディフェンスは、ブラウンの社会学部では4年目の終わり(=私の場合2017年秋入学なので今年の4月になる)にあり、社会学部の全教員20名程度+院生の前で博論構想を発表し、コメントをいただく、というパブリックな会である。もちろん、今年は全てオンラインで行われる。

「ディフェンス」といっても、この日に落ちたり受かったりするわけではなく、この日にもらったコメントを基に計画書を修正し、8月1日までに提出し、博論委員全員が合意すると晴れて博士候補(PhD Candidate)になれるという制度である。博士候補になると、TAやRA等の義務が全て免除になる(=研究だけしていれば給料がもらえる)というメリットが存在する。委員間の合意がとれない場合もたまにあるらしく、その場合無給になるのではないかと心配していたのだが、12月までに書き直すという前提で、給料は支給されるらしい。少し安心ではある。

「博論委員」は日本の大学院でいう主査と副査にあたるが、日本でいうニュアンスとは少し違い、博士課程後半戦3年間は指導教員が4人いるみたいな状態になる。博論提出まで、委員から常時助言をいただくという建前になっている。また就職の時の推薦状もかなり重要らしい。私の場合、中堅の先生2人(うち1人は指導教員)、シニアの先生2人にお願いした。中堅の先生2人は社会階層論・教育社会学寄りで、シニアの先生2人は移民研究・歴史人口学よりの人たちである。

なお、わかってはいたのだが、比較的審査が厳しい方が一名おられ、その対応が大変ではある。ただ、厳しい=細かく計画書をみてくれている、ということなので、有難いことではある。

色々書きたいことはあるのだが、今日はここまでにしておく。

0 件のコメント:

コメントを投稿