2022年8月13日土曜日

博士留学中にI-20を延長した際のトラップ

毎度のように、かなり久しぶりの更新になってしまった。ワシントンDCに引っ越してきて3ヶ月近く経ち、ようやく生活が落ち着いてきた。最近は「主夫」兼院生という感じで、家事をしつつ、専ら博論をやっている。あと、毎日東海岸時間午前11時にJ-RECINも眺めている。

今日は大学からの給料が突然振り込まれなくなるトラブルについて、同じようなトラブルに遭う人がいないように記しておく。なお、幸いなことに、このトラブルは解決済みである。

昨年末に、今年5月末に失効する予定だったI-20の延長手続き(来年5月までに延長)を行なったのだが、更新されたI-20を大学の人事課(Human Resources)に再登録する手続きを失念していた。私が失念していたこの手続きは、非米国籍の大学院生が米国の大学から給与(fellowshipも含む)の支払いを受けるために必須の手続きであった。

大学からの給料は毎月の月末に振り込まれるのだが、6月末になっても振り込まれず、大学に確認したところ、「就労許可手続きができていない」(大意)という返事が返ってきて、かなり焦ることになった。しかもこの手続きはオンラインでは難しい(=オンラインでは、法的な問題がある)ということで、一度はDCからプロビデンスまで飛ぶことを考えたのだが、一部の州では公証人立会のもとで同手続きができるかもしれないことを知り、最終的にお隣のバージニア州で公証手続きを済ませ、無事に3週間遅れで6月の給与の支払いを受けることができた(注意:この公証人手続きの有効性に関する法律的解釈は雇用主や手続きする州によって分かれるらしいので、同じことをする人は慎重にやってほしい。DCではできなかった)。

完全に自分が悪いのだが、強いて言い訳をすると、通常であれば更新されたI-20を留学生課で物理的に手渡されて、職員から「ちゃんと人事課に出向いてね」と言われるプロセスがコロナで電子化され、メールになったことが原因である。メールは見逃していた。アメリカ博士課程にいる人なら一日に大学から届くメールの量とそれを見逃すミスに共感してもらえる気がする。

博士課程留学でI-20を更新されたみなさんは是非、人事課にI-20の登録手続きを忘れないようにすることをおすすめする。