2023年4月29日土曜日

帰国報告: 怒涛の2ヶ月

3月末に日本に帰国し、5年半にわたるアメリカ生活に終止符をうった。2月3日に博論を提出してからのアメリカでの最後の1ヶ月は、博士課程修了にあたる事務手続き、帰国にあたる各種手続きや調整、アメリカの賃貸アパートの解約、荷物の郵送手続きがあり、帰国後の数週間も、首都圏でairbnbとホテルを転々としながら、東京と神奈川でのアパートの内見を続けていた。

紆余曲折あったのだが(*)、なんとか手頃な価格の賃貸物件を見つけることに成功し、入居し、住民票を移し、家具も全て揃え、今日、2ヶ月ぶりに一息をついてブログを書いているところである。

4月からは日本学術振興会特別研究員PD(いわゆる「ポスドク」)として研究を再開している。学振PDは採用予定の4月1日までに博士号が授与されていることが条件だが、「海外の大学」で博士号を取得した人に関する特別規定があり、学位が5月に発行されることの証明文書をブラウンに発行してもらうことで採用を認めていただくことができた。

北米に残る選択肢もあり、研究者としてのキャリアとしてはそちらも魅力的だったのだが、妻が4月から東京に戻らなければならないことを鑑み、日本に戻ることにした。幸い、首都圏の大学での専任の話が進んでおり、本日、任用(の予定)を通知する公印入りの書類も正式に届き、ホッとしている。これについてはまた実際に着任した秋以降に書くことにしたい。

*外国にいるとオンライン内見さえさせてもらえない物件がほとんどで、帰国してから探すしかなかった。「前住所」が日本である必要がある物件など、日本国籍を保有して、日本に保証人がいても、外国からの引っ越しでアパートを探すのは意外と大変だった。