2021年8月24日火曜日

近況0824:(来年の)就活に向けての準備開始

アメリカに戻ってきて1週間が経ち、時差ボケもだいぶよくなってきた。数日前から本格的にジョブマーケットペーパー(博論の主要な3章のうち、一番売り出すペーパー)の執筆を再開したのだが、データハンドリングのミスに気づいたり、フレーミングを大幅に変更した方が良いのではないか(今のままでは指導教員に認められないのではないか?)という気がしてきて、色々と苦しんでいる。

博論執筆(2022年冬提出、2023年春修了予定)と並行して、来年秋頃から本格的に始まる就職活動の準備にも入った。結婚したこともあり、独身の頃の目標(=研究者としての就職)を追うだけでなく、その他の選択肢(=国際機関や民間企業の事務職)も並行して考えなければならないことは自覚しているが、妻の理解もあるので、来年の就活では研究者として生き残るという目標を優先して考えていく方向性。

準備の一環として、米国博士就活あるあるの、ホームページを作った(検索上位にあげるために、一度アクセスしていただけるととても嬉しい):

www.tatekihara.com

大学が院生の就活のために一括契約していて、(ブラウンに在籍している間は)無料なのはちょっと助かった。初WordPressで、慣れるまで2-3日かかったが、自分自身をジョブマーケットどうアピールするかを考え始めるきっかけになった。まだ十分に自分のことをアピールできるものになっていない気がしているので、今後、指導教員や同期のアドバイスも受けてブラッシュアップするつもり。

また、来年、自分が応募できそうなポスドクのリストアップを始めたり、仕事の条件を考えははじめている。ポスドクだと、1)任期が2年以上、2) 年俸が現在と同等かそれ以上、3) 自分自身の研究に割ける時間が週2日以上、4)ロケーションが東アジア(日本含む)、アメリカ・カナダ、5)職場内の公用語が英語か日本語、というのが今のところの理想ではある。

現在リストアップしているものだと、一番早い公募の締め切りが2022年の6月ごろになると思うので、とりあえずそれまでに博論をできるだけ完成に近い状態に持っていきたい。

2021年8月6日金曜日

近況0806:結婚、博論進捗、アクセプト×2、リジェクト×1

またブログを更新してから2ヶ月近くが経ったので更新しておく。なお、前回の投稿で一時帰国しているという報告をしたが、まだ日本に滞在中である。再来週アメリカに戻る予定。とりあえず、この半年はこれまでの29年間の人生で最高レベルの忙しさで、時間が経つのが一瞬に感じられる。

結婚

パーソナルなことなのであまり詳しくは書かないが、結婚をした。相手は遠距離で4年間ほど付き合ってきた方で、この後もしばらくは遠距離での結婚生活が続く予定である。今回の長期帰国の唯一の目的は結婚だったので、無事に結婚できてホッとしている。

博論進捗

結婚関連準備や後述のR&Rで忙殺されており、博士論文の進捗が予定より大幅に遅れている。とりあえず9月中旬のPAAの締め切りまでは博論の2章のドラフトを完成させるために頑張るつもりだ。さまざまな事情があって、来年夏までの博士論文の完成を目指している。

論文2本アクセプト

数週間前のことになるが、3rd R&RとR&Rから再投稿していた論文それぞれが無事にアクセプトされた。どちらも単著で、一つは米国、もう一つは欧州ベース(イギリス)のジャーナルに掲載予定である。3rd R&Rの方はエディターの丁寧さと、時間のかけ方と、細かさに本当に驚かされた。レビュワー三人が1年かけてアクセプトの判断をした後、そこからさらに半年以上2回にわたって細かい表現レベルの修正を要求してくるのは有難いことでもあるが、精神的に疲弊させられた。

基本的にはどちらも「トップフィールドジャーナル」とみなされるジャーナルなので、来年秋から始まるポスドクのジョブマーケットでは一定の戦いはできそう。ただ、就活戦線が厳しい中、米国の助教授(AP)のジョブマーケットに参戦できるかは微妙で、あと1年の間にソロあるいはファーストで、トップ総合ジャーナル(SF/SP以上)でR&R以上を取るか、または、もう1本トップフィールドに掲載決定するくらいしないと書類選考さえも厳しい気がしている(ただ、一応、トライだけはするつもりではある)。

なお、投稿していた3本目の論文はリジェクト(2回目)され、こちらは2021年後半戦でR&Rを目指していきたいところ。。。

とりあえず、以上が近況となる。