2023年2月24日金曜日

博士論文の口頭試問合格

博士論文の口頭試問(オーラルディフェンス)に合格し、博士号取得のための要件を全て満たしたのでここに報告しておく。

前回の投稿では1月31日(火)に口頭試問(オーラルディフェンス)の予定と書いたが、諸事情で1日早くなり、プロビデンスに1月29日(日)に飛んで、1月30日(月)の午前に 博士論文の口頭試問があった。

私の博論を審査する博論委員会(dissertation comittee)は主査(=指導教員)+副査3人の4人体制。ブラウン社会学部はいわゆる"closed defense"と呼ばれる方式を採用しており、口頭試問に博論委員以外が同席することは不可なので、私を含めた合計5人で、社会学部地下の小さなセミナールームで試問が実施された。審査は規定上は180分ということになっており、稀に180分かかる人もいるみたいなのだが、私の場合、審査開始の挨拶(5分)、委員同士の事前審議(私は退席)(10分)、私の口頭発表(15分)、質疑応答(1時間)、委員同士の事後審議(私は退席)(5分)の90分強で終了した。ちなみに、私の発表が15分と短いのは、12月には博論原稿の全てを博論委員の先生方に送ってあり、全て読んでいるという前提があるためである。

結果は「修正要求なしの合格」(pass without revisions)で、嬉しかった。質疑応答は厳しい質問を予想して準備していったのだが、質問攻めというよりは、今後、博論を投稿論文としていくためのsuggestionという形のものが多かった。

口頭試問に合格後、3日間、かなり入念にミスがないかチェックをして、博論を提出し、2月15付で正式に博士号取得のための全要件を「修了」したという通知をもらった。正式な学位発行は5月28日の学位授与式である。

この後についてはまた機会のある時に書きたいと思うが、3月に日本に戻ることになった。よって、今は必死に引っ越しの準備をしている。6年前、渡米した際にUSPSが荷物を全て紛失した教訓を生かして、今回はお金をかけてヤマトに頼むことにした。現在、部屋にはヤマトの箱が散乱している。