一年が経ったということで、これまでと今後のPhD課程での主な予定をまとめてみた。今後がイメージしやすいように年齢と給与形態もまとめた。30歳過ぎる2022年もまだ学生ということに驚く方はいるかもしれない。理論上は5年で出れることになっているのだが、6年目まで大学から給料をもらえる人が多く、より良い給料がもらえるポジションが決まったりしない限りほとんどの人が6年目も在籍する(ただし大学にはいないことが多い)。給与形態というのはFellow(TAやRA免除で授業料・生活費がいただける一番良い状態)、RA(先生のRAをすることによって授業料・生活費がいただける状態)、TA(授業をTAとして教えることによって授業料・生活費がいただける状態)の三種類であり、入学時にある程度個人ごとの契約で決められている。僕の場合、日本の財団から2年目までの奨学金確保に成功したため、1-2年目(日本の財団から)、5-6年目(大学から)のフェローシップが確定している。フェローシップの期間が長いのは僕に限ったことではなく、ブラウン社会学部では1年生は全員TAやRA免除でフェローになることができ、2年目も何らかの形でフェローとして生活する人が同期15人中の10人前後で大半ある。なお、TAに忙殺される他の大学の友人の話を聞いているとブラウン社会学部の院生はかなり経済的に恵まれているようである。
<博士課程のこれまでと今後の主な予定>
2016-2017年:博士0年生(25歳)2016年12月:出願
2016年3月:合格
2017-2018年:博士1年生(25-26歳)
給料形態:Fellow
2017年9月:入学
2017年12月(26歳/1年生):コースワーク計4科目取得
2018年5月(26歳/1年生):コースワーク計8科目取得
<----------現在ここ!---------->
2018-2019年:博士2年生(26-27歳)
給料形態:Fellow
2018年12月:コースワーク計12科目単位取得
2019年2月:2nd Year Paper ドラフト(修論)提出
2019年4月:2nd Year Paper 完成版(修論)提出
2019年4月:コースワーク計16科目取得
2019年5月:修士号取得
2019年6月:プレリム試験(社会人口学!?)
2019-2020年:博士3年生(27-28歳)
給料形態:TA
2019年12月:コースワーク・TA計20科目取得
2020年1月:プレリム試験(社会階層論!?)
2020年4月:コースワーク・TA計24科目取得(全単位取得修了)・TA義務完了
2020-2021年:博士4年生(28-29歳)
給料形態:TAまたはRAまたはFellow
2021年12月:博士候補資格口頭試問
2021-2022年:博士5年生(29-30歳)
給料形態: Fellow
2022年8月:博論完成→審査?
2022-2023年:博士6年生(30-31歳)
給料形態:Fellow
2023年1月:AP・ポスドク・民間就職先確保
2023年5月:博士課程修了(博士号取得)
上記はあくまで「予定」であり、この通りにいく保証はないし、そもそも途中でクビを切られる可能性だってある。つい先日もプレリム試験に落ちた先輩が強制退学になったという話を聞いた。ただ、こういう他人の失敗話はあまり気にせずに何事にもベストを尽くすしかない。自分にとって今年の山場は2月と4月に締め切りがある2nd Year Paper(修論)と一つ目のプレリム試験である。修論はもう動きはじめており、来月くらいからはプレリム試験の勉強にも本腰を入れていこうと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿