2021年11月26日金曜日

近況: 30歳になった

かなり久しぶりの更新となってしまった。8月の近況報告では5〜7月の3ヶ月の日本滞在(自分自身の結婚式)を経て、アメリカに戻ってきた報告をしたが、実は10月後半から11月上旬まで再度日本に短い帰国をしており、先々週、再びアメリカに戻ってきた。主な目的は実妹の結婚式出席で、その他にも、前回の帰国中にできなかった用事をいくつか済ませてきた。去年の夏から既に4回日本と米国東海岸を往復しており、コロナ禍、「なかなか頑張った」と自分で自分のことを褒めてあげたいと思う。日本再入国と自主隔離の達人になりつつある。

さて、もう2ヶ月以上前の話になってしまったが、ついに30歳になった。20歳になった時の心境をつい昨日のように覚えているので、本当の本当に時間が経つのが早い。このままだと40歳もすぐに来るのだろうと思う。

留学を始めた頃から、ざっくりと5年程度のスパンで具体的な目標を立て、それを言語化し、大学院生活の中で小さな判断をする時に参照してきた。2017年PhD課程入学時の目標は1)コースワークをサバイブしてPh.D. Candidate(博士候補)になること、2)International Migration ReviewJournal of Ethnic and Migration Studiesに筆頭論文を掲載することの2つだったのだが、1年早く達成できた。次は35歳までの今後5年間で実現したいキャリア上の目標を以下に記しておく。

5年間(2022-2026年)のキャリア上の目標:

・博士論文を完成させ、Ph.D.を取得する

・博論後の長期的研究(10年)を具体的に始動させる

心から*80%満足のいく筆頭論文を1本書く

・筆頭論文を3本出し、うち1本はSocial ForcesSocial ProblemsDemographyのどれかに掲載する

・世界のどこか(できれば北米か日本)でテニュアトラックの助教になる

もちろん、上記は研究者(社会学/人口学者)としてのキャリアを続けているという前提がある。研究者でない道を歩むことになった場合はその時に全く異なる5年目標を考えたいと思う。

最後に。上記、目標を書いたが、30歳までに教えられたことは、研究や職位やお金や人間関係等の自己実現からくるいかなる「成果」にも自分の存在価値を見出すべきではないということである。「成果」は大切で、ないよりはあった方が良いものだろうが、自分の存在価値は神から無条件に赦され、価値のあるものとみなされているというところに由来している。この事実を日々の生活の中ですぐに忘れ、「成果」に存在価値を求めようとして不安になる時がこれからも度々あると思うのだが、定期的に思い出し、心に留めるようにしたい。

*追記:心から満足のいく論文を書こうとすると一生論文が書けない気がするので、精一杯頑張って、心から80%満足することで妥協するようにしたい。

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