2020年2月4日火曜日

近況報告0204:生活、差別、TA、研究、コースワーク

アメリカに戻ってきて3週間ほどがたった。ちょっと想像以上に忙しく全く更新できていなかったが、今日は第一回目のTAも終わって、少し落ち着いたので記録を残しておく。

生活
3年もいると、どんどんプロビデンスのような中規模都市(日本基準では「地方都市」)に慣れてきて、東京は人が多すぎると感じるようになった。車の免許さえとれ、かつご飯が美味しければ、もっと田舎町もいけるかもしれない。食事だけは日本が恋しく、最近は写真のような品々をよく食べている。冷凍が多く、東京の水準には達しないものの、NYCやボストンやシアトルに住んでいないのに、これら食材を定期的に確保できるのは上出来な気がする(自画自賛)。特に牛丼の味は全く日本と変わらず、並・汁だくの吉野家牛丼である。自分は松屋派なのだが、そこは我慢しておく。

今川焼(あんこ)(冷凍)

吉野家牛丼(冷凍)

炊き込みご飯

明太子スパゲッティ

差別経験
先日ワシントンDCにいた時に、大柄の男性二人から"Coronavirus!!"(意味:「コロナウイルス 野郎!」) "Your name is Wuhan!!"(「お前の名前は武漢だ!」)と執拗に絡まれた。NYCなどの大都市を歩いている時に"Go back to North Korea"(「北朝鮮へ帰れ!」)とか"Go back to China"「中国へ帰れ!」とか言われたことはあるのだが、罵声を浴びせながら歩く後をついてこられたのは初の経験だった。夜道で、一人で、かつ大きな荷物を持っていたので少し怖かったが、英語がわからないふりをしてポーカーフェースを保っていたら去って行った。いつもは全く何も思わないのだが、今回は少し疲れていたのと、罵声が長時間にわたったので少しだけ言い返すことを考えたのも、冷静に対処して正解だった。

ちなみに日本人として「正しく」差別されたのはハワイで"Fucking Jap!"(くそジャップ!)的なことを言われた時("Jap"が入ってきたのは覚えているのだが、正確には覚えていない)だけである。なお、大学の周辺では一度もこういう経験はないのは嬉しい。

ちなみに、これは特殊な経験である可能性があるので、過度な一般化はしないで欲しい。実際にアジアからの留学生の友人で、二年半でまだ一度もこういうことを言われたことがないという友人もいた。


ティーチングアシスタント(TA)
今学期は大学院博士課程1年生の必修の多変量解析のコースのTAになった。アメリカの社会学部の博士課程では、1年生秋学期にOLSの基礎を徹底的に叩き込み、1年生春学期に一般化線形モデルに拡張をする。

僕の仕事は週1時間半のレクチャー、週2時間のオフィスアワー、提出物の採点である。人数は20名以下と少ないものの、博士課程の院生を相手に1時間半話すことを用意するのは結構大変で、準備は丸一日かかった。来週はTAに対してfeedbackする専門の委員が自分の授業参観をしにくるらしく、それも少し緊張している)。

研究
Dからリジェクトされた。しかも、1ヶ月半経ってのデスクリジェクトで少しびっくりしたが、仕方ない。次に出すジャーナルを検討中。指導教員には(6年生でジョブマーケットに出ると仮定して)「4年の秋が終わるまで」は「強気」でより評価の高いジャーナルにいくようにアドバイスされたのだが、少し疲れてきたので、どうしようか考えている。

今年は日本にいる外国人移民の研究も徐々に研究を始めていく予定で、先行研究とかを集め始めた。今年中に一本論文を書きたい。

博論は(1)ローリスクローリターンなテーマと(2)ハイリスクハイリターンなテーマ(主観)で迷っている。まだ決められない。。

コースワーク
今学期は先学期から履修している(1)論文執筆法のコースと(2)GISのメソッドコースの2つだけである。あとは自分の研究を進めるのとプレリム試験の勉強に時間を割こうと思う。

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